環境省では、「カエルツボカビ症」にの野外への感染状況を把握するため、全国調査の実施を決定しました。現在、「カエルツボカビ症」の問題に関心を寄せ、感染の拡大防止に取り組む研究者や獣医、動物園関係者、環境団体などと協力し、準備をすすめています。
野外調査が実施されます
今回実施されることになった環境省による調査は、カエルツボカビ症の検査、研究を行なっている国立環境研究所に、全国各地から検体(サンプル)を集め、野外への感染が起きていないかどうかを調べるものです。
調査は大きく分けて、2つの方法で行なわれます。
全国調査
環境省では現在、各都道府県(沖縄県を除く)に、両生類のツボカビ保有状況を調べるためのサンプル採取調査の実施を依頼しています。各県では、自然保護課や環境保全課などの部署が中心となり、地域の動物園や水族館、博物館、研究機関や市民団体などの協力を得て、実際の調査に取り組むことにしています。
このサンプル採取体制は、各都道府県において、生物に関する調査等の経験があり両生類に関しある程度知見のある方、およびその補助者により行なわれます。
南西諸島での調査
両生類の固有種が多く、世界的にも貴重な自然が残る南西諸島は、国内でも優先的にカエルツボカビの防除が必要とされる地域です。
環境省では沖縄と奄美を中心に、先行調査を行なうことを決定しました。この調査は、レベルの高い調査になることが予想されることから、現地の専門家を中心とした方々によって実施される予定です。
南西諸島の固有種 イシカワガエル
Illust:Y.Tachibana
調査関連サイト
▼環境省 自然環境局野生生物課外来生物対策室
カエルなど両生類に感染するツボカビについて
▼麻布大学:カエルツボカビ症の病理検査に取り組んでいます
▼国立環境研究所:カエルツボカビ症のPCR検査に取り組んでいます
カエルツボカビ症関連情報
▼カエル探偵団:カエルなどの野外調査に取り組んでいる市民グループ



