中国・四川省より 震災復興の現地レポート
2009年8月21日
2008年5月12日に中国で発生した四川大地震は、人の暮らしも自然環境も、大きく破壊しました。山間地に散らばる集落と、絶滅のおそれのあるジャイアントパンダが暮らす自然保護区がモザイクのように続くこの地で、さまざまな課題に悩みつつ、懸命に立ち直ろうとする人々の様子をお伝えします。
ようやく始まった保護区の調査
ジャイアントパンダの生息地は、四川省から陝西省にかけて、標高2,500~3,500メートルの山間地に、広く点在しています。普段でも困難をともなう野生のパンダの調査は、震災直後には、とても実施することができませんでした。各地で崩落が起きているほか、震度4以上の余震が半年以上にわたって続き、また、調査のために作られた山道も寸断されてしまったからです。
大地震発生から4カ月ほどが過ぎた9月ごろ、ようやく少しずつ、調査を始めることができました。その結果、特に崩落などの被害が大きい保護区や、パンダの食べ物であるタケ類の枯死・消失が起きている場所などが特定できました。この調査に基づいて、タケ類の植林や、保護区の自然再生などの対策が始まりつつあります。
現地レポート
【1】 四川地震後の巡回記
【2】 パンダ生息地の自然の回復
人の暮らしとパンダの保護
現在、パンダの生息地に設けられている自然保護区は66カ所あります。そのほとんどに小さな集落が隣接していたり、保護区の中に集落があったりします。WWFは、保護区が設立される以前からそこに暮らしてきた人々が、パンダの保護に理解を示し、協力し、また、保護活動に参加してくれるよう取り組んできました。
しかし震災は、これらの人々の暮らしをも襲いました。震災によって交通ルートが寸断され、町から物資が入って来なくなったり、生計が失われたりすると、貧しい山間地では、人々がやむなく保護区に入って木を伐ったり、動植物を採取するおそれが出てきています。
WWFは、特に被害の大きかった地域を中心に、人々が以前のように自然保護区と共存できるよう、暮らしの復興支援をも支援しています。
現地レポート
【3】 村に水が戻った
【4】 カルフールに胡椒を売る
【5】 山と森を守る人々
震災の傷跡が、完全に癒えるまでには、まだまだ長い時間がかかります。WWF中国では、現在も現地での取り組みを続けています。
▼この現地レポートのオリジナルはこちら(英文/PDF:1.7MB)






| WWFジャパンより ご寄付いただいた皆さま、ありがとうございました |
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2008年、 四川地震が発生した翌月から、WWFジャパンでは「ジャイアントパンダ保護区・緊急支援のお願い」として寄付キャンペーンを展開しました。 日本からの寄付金は、他の国々から寄せられた寄付金と併せて、上記の現地レポートで報告されている復興プロジェクトにも活かされています。 ご寄付をくださった皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。 |
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