記者発表資料 2009年3月17日
【日本・東京発】
WWF(世界自然保護基金)は、パナソニック株式会社の支援を受けて、2007年9月より、黄海の海洋生態系の保全をめざす「黄海エコリージョン支援プロジェクト」を推進しています。このたび、中国および韓国の黄海沿岸域で、地域住民が主体となって実施される2009年の活動団体が決定しました。
黄海エコリージョン支援プロジェクトは、7年間という長期にわたるものです。このうち、最初の2年間は、公募によって、住民主体の普及啓発活動と生息地保全活動を進める計画になっています。選ばれた活動団体には、活動資金の助成と、経験や情報を交換する学びの機会の提供が行なわれます。
2009年に実施される活動についての公募を行なったところ、中国から27件、韓国から5件の応募があり、その中から以下の8つの活動が選ばれました。(詳細は別紙添付資料をご参照ください)
【中国】
CN1.南匯(ナンカイ)区東岸生物多様性普及活動 <上海市>
CN2.生物圏との調和と魅力ある海州湾 <江蘇省連雲港市>
CN3.浅海島嶼海洋生物資源と多様性保護の普及 <山東省日照市>
CN4.湿地と水鳥と環境保護・滄州(ソウシュウ)市湿地保護普及教育活動 <河北省滄州市>
CN5.クロツラヘラサギ中国繁殖個体群の追加調査と環境教育 <遼寧省大連市庄河市>
【韓国】
KR1.漁業者と協力して行う漢江河口の持続可能な水産資源管理活動 <京幾道ゴヤン市>
KR2.シファ湖とテブ島の生産文化と干潟生態地域統合計画の運営 <京幾道アンサン市(テブ島)>
KR3.ムアン郡干潟湿地保護区のあるヨンサン里(村)の持続可能な振興計画 <全羅南道ムアン郡>
これら8つの活動が展開される場所は全て、WWF、KORDI(韓国海洋研究院)、KEI(韓国環境政策評価研究院)によって選定された「黄海エコリージョン優先保全地域」にあたるところです。優先保全地域は、広大な黄海エコリージョンにおいて効果的な保護活動を行なうために、黄海の海洋生態系を支える生きものにとって重要な生息地はどこかを、科学的な知見を集めて検討し、選ばれた場所です。
今回、助成を受けて実施される活動は、2009年12月まで実施されます。2010年1月には、上記の8件の活動を進めてきた団体が一堂に会し、成果や課題について学ぶ機会が設けられることとなっています。
黄海エコリージョン支援プロジェクト助成先一覧はこちら
2009年の助成活動実施地 地図

キーワード
ウェットランド(湿地), 漁業, 黄海



