WWFは、持続可能な形で養殖された水産物を認証する、新しい国際的な認証機関ASCの設立を支援することを発表しました。天然の水産物を対象とした漁業と、養殖の水産物、そのそれぞれを対象としたエコラベル制度を広げることで、持続可能な海の利用を進める取り組みです。
養殖水産物の認証を進めよう
WWFは2009年1月27日、持続可能な形で養殖された水産物を認証する、国際的な認証機関ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)の設立を支援することを発表しました。
この機関は、持続可能な漁業を認証する第三者機関MSC(海洋管理協議会)の養殖版です。天然の水産物を認証するMSCに対し、ASCが認証するのは、養殖された水産物。
WWFでは、この二つの国際的な取り組みを支援することで、水産資源の持続可能な利用を推進し、海洋環境の保全を進めてゆきたいと考えています。
ASCは今後2年以内に設立されることになっており、第一段階としてサケ、エビ、マス、アワビ、ムール貝、ハマグリ、カキ、ホタテ貝など、11種の養殖業を対象とした、認証審査のための基準作りを、現在進めています。
WWFジャパンでは、多くの養殖水産物が取り扱われている日本国内でも、この認証制度に対する関心を高めるため、水産業者や流通業者などの関係者に向け、情報発信を行なう予定です。
MSCについて
MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)とは、WWFと大手食品関連会社が1997年に立ち上げた組織で、1999年に非営利団体として独立。国際的な第三者機関として、海の環境を保全しながら、天然の海産物の持続可能な利用を実現する漁業の認証を行なってきました。
また、その基準を満たした漁業により生産された水産物には、海のエコラベル「MSCラベル」が付けられ、消費者に環境に配慮した製品であることがわかる仕組みになっています。また、MSCでは認証の取得後も、定期的な検査を継続。認証を受けた各漁業が、厳しい審査基準を遵守しているかどうか確認しています。
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