黄海は、コンブやノリ、ワカメなどの海藻類が豊富な海です。海藻類は生態系の基盤を支える重要な生物であると同時に、食用として、また工業用の化学物質や、医薬品の原材料としても活用される、貴重な海の恵みになっています。
豊富な種類が生育
黄海エコリージョンでは、さまざまな藻類が生育しており、種数も多く確認されています。
中国の山東半島の北部では、分かっているだけで、紅藻が42種、褐藻が22種、緑藻が11種にのぼります。また、韓国でも43種の藍藻、45種の緑藻、90種の褐藻、217種の紅藻を含む、395種の海藻類が生育していることが知られています。とりわけ多いのは、珪藻類などの植物プランクトンで、海域によっては300種以上が確認されています。

Silvetia siliquosa :黄海固有の藻類
(C)Ding Lanping
海藻の利用
黄海沿岸では、昔から海藻が食用に利用されてきました。現在は、天然の海藻類を採集するだけでなく、養殖場も多く作られており、中国、韓国のいずれでも、それが主要な産業になっています。
中国ではマコンブとノリの養殖が主流で、黄海におけるその生産量は、中国全体の海藻類の生産量の3分の2を占めています。また、韓国では、ノリ、ワカメなどの生産が活発で、1996年の年間生産高は1億6500万ドルにもなりました。
近年はさらに、豊富な海藻類に含まれる多様な成分が、工業用の化学物質や、医薬品の原材料としても活用され、注目を集めています。

マコンブ(左)とワカメ(右)
左:(C)C.K. Tseng et al. offered by Ding Lanping
右:(C)Ding Lanping
| 黄海エコリージョン 生態的重要地域【藻類】 | |
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| 色が塗ってある所が藻類にとって特に重要な生息域です。 |
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