2月1日から、アメリカ西海岸のサンディエゴでシーフードサミットが開催されます。これは、水産物流通のあり方を環境的・経済的に持続可能なものに転換しようとする世界の水産関連産業が一同に会し、話し合うもので、WWFも、このサミットの中で1分科会を担当することになっています。
世界の持続可能な水産業をめざして
2009年2月1日から3日まで、アメリカ西海岸のサンディエゴでシーフードサミットが開催されます。
これは、2001年にアメリカで創設された、シーフード・チョイス・アライアンス(Seafood Choices Alliance)が主催するもので、水産物流通のあり方を環境的・経済的に持続可能なものに転換しようとする、世界中の水産関連産業(漁業者、養殖業者といった生産者から、卸業者や小売、飲食業に至るまで)が一同に会し、水産物について話し合いを行なうものです。
独自の魚食文化を持ち、長く海の恵みを糧として暮らしてきた日本にとっても、持続可能な漁業の推進は、大きな課題です。実際、日本人の魚の消費行動が、近年「持続可能な水産物消費」という観点から、世界の注目を集めているのです。


日本の水産の未来を見つめて
その中で、日本で2007年にMSC(海洋管理協議会)の国内事務所が設立され、MSCの認証製品も多く市場に流通し始めたことで、持続可能な水産物の促進活動が積極的に行なわれるようになりました。一般の消費者の間でも、持続可能な水産物への関心が高まり始めています。
今回のシーフードサミットでは、WWFも1つの分科会を担当することになっています。そのタイトルは「日本における持続可能な水産物の動向と今後の展望 今後5年間の行方」です。また、WWFが資源の保全に取り組んでいる、地中海のクロマグロに関連する分科会も開かれ、日本市場の役割やその責任が示されることになっています。
WWFが主催する分科会では、持続可能な水産物市場のキープレイヤーや事情に詳しいパネリストを迎え、日本における持続可能な水産物に関する取り組みや動向をご紹介いただくとともに、今後5年間の日本の持続可能な水産物市場の望ましいあり方や展望について、考察とディスカッションをしていただきます。
WWFジャパンではこの分科会を通じ、歴史的に海の恵みを享受してきた日本だからこそ提案できる、漁業資源の危機や、海洋環境破壊への対応策と、持続可能な水産物のあり方を、世界に発信することにしています。
シーフード・チョイス・アライアンスについて:
シーフード・チョイス・アライアンスは2001年アメリカで創設され、水産物流通のあり方を環境的・経済的に持続可能なものに転換しようとする水産関連産業(漁業者、養殖業者といった生産者から卸業者や小売、飲食業に至るまで)を国際的な視野をもって支援する国際団体。シーフード・チョイスは、豊かで健やかな海が人間の生活にとって、また人間が長く海の幸を享受するために必要不可欠だという信念に基づき、世界中の水産物関連産業が活動を行うことを推奨している。http://www.seafoodchoices.org
【ワークショップ・パネリスト】
1. David Pilling氏 「Financial Times」アジア編集長
2002年よりファイナンシャルタイムズ東京局長を務め、海外に日本の情報を発信。2008年現在、香港にてファイナンシャルタイムズのアジア編集長。
2. 石井幸造氏 MSC日本事務所 プログラムディレクター
1987年水産大学校卒業。2007年よりMSC日本事務所のプログラムディレクターとして、国内におけるMSCプログラムの普及、促進に努める。
3. 和田一彦氏 株式会社亀和商店 代表取締役社長
1962年東京生まれ。東京中央卸売市場内(築地)株式会社亀和商店代表取締役。1998年よりアラスカブルースゴア社のサーモン、タラを輸入。2006年にCoC認証を取得し、日本で初めてMSCラベルのついたサーモンを流通させた。
【モデレーター】
東梅 貞義 WWFジャパン 海洋プログラム グループ長
2006年よりWWFジャパンにて海洋プログラム、グループ長。2002年から、黄海エコリージョンの保全プログラムを開始。日本、中国、韓国の三つの国のNGOと研究機関が協力して一つの海の環境保全に取り組んでいる。
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