パリにおいて、2007年「クライメート・セイバーズ」会議が開かれ、その取り組みの成果が発表されました。これは、WWFと「クライメート・セイバーズ」に参加する世界の12企業が、実際の二酸化炭素の排出削減を示すことで、他の企業にも温暖化対策の必要性を訴えるものです。

温暖化対策の先進企業が集う
「クライメート・セイバーズ」プログラムは、企業がWWFとパートナーシップを結び、具体的な温室効果ガスの削減目標を掲げ、実施に取り組むもの。取り組みとその成果は、WWFと第三者の認証機関により検証されることになっています。
現在、世界の12の企業がこのプログラムに参加しており、2010年までのその総削減量は、少なくとも二酸化炭素1,000万トンにのぼります。
2月1日と2日の両日、フランスのパリにおいて、クライメート・セイバーズの会議が開催され、その取り組みと成果が発表されました。12の参加企業は、合同宣言の中で「WWFのクライメート・セイバーズ・プログラムの参加企業として、我々は多くの経験を積み、企業として発展を続けながら、排出を削減できることを学んだ。排出削減はビジネスと両立する」と宣言。
WWFインターナショナル事務局長のジェームス・リープも、「気候変動に対処することは、ビジネスチャンスを産み、革新的技術を促進させ、雇用機会を世界中に産み出すこと。クライメート・セイバーズ参加企業は、持続的発展とは、机上の空論ではなく、自然や社会、そして企業そのものにとっても利益をうみながら達成できるものであることを示しています」とコメントしました。
WWFの計算では、1300社の大企業が、同様の取り組みを行なうならば、京都議定書が掲げた世界の温室効果ガスの削減目標は達成できることになります。WWFはこれからも、世界の政策決定者と企業の代表に、今すぐに行動を起こし、二酸化炭素の排出削減に取り組むことを訴えてゆきます。
「クライメートセイバーズ」参加企業のコメントより
ラファージュ(世界最大のセメント製造会社)
チーフ・エグゼクティブのブルーノ・ラフォント氏
「当初から我々は排出を削減できると楽観視していた。それでも始めてみてから、我々が導入した削減技術がもたらす変化の早さ、またこのWWFとの約束がもたらした革新への推進力には驚いた。」
ナイキ(スポーツメーカー。今会議で目標の達成を表彰された)
企業責任部のディレクター、サラ・セバーン氏
「クライメート・セイバーズに参加したことで、ビジネスや社会に重大な帰結をもたらす気候変動問題に対して早いスタートが切れた。制約があることが、逆に計り知れない革新を生み出し、企業として発展したにもかかわらず、エネルギー使用においてより効率的になれた。次のステップは、サプライチェーンにこの削減努力を広げることだ。」
ソニー
ソニー・ヨーロッパのエグゼクティブ・バイス・プレジデントのセルジュ・フーシエ氏
「危険な温暖化を防ぐためには、世界平均気温の上昇を2度未満に押さえることが不可欠だという思いで、ソニーはクライメート・セイバーズ・プログラムに参加した。私たちは世界中が協力することで、この2度未満が達成されることを強く望む」
記者発表資料
2007年2月2日
「企業として、利益を出しながら、排出削減に成功する」WWFのクライメート・セイバーズ参加企業は、ビジネスのあり方を示している
関連情報
▼WWFインターナショナルのサイト
01 Feb 2007
Companies commit to saving climate
http://www.panda.org/about_our_earth/aboutcc/search_climate_news_resources/?93140/
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