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WWFの活動

スーパー最大手が、MSC認証商品を販売開始!

海のエコラベルとして、世界で広がり始めているMSCラベルのついた海産物を、日本の総合スーパー最大手のイオンが11月29日から販売を開始。世界屈指の水産物消費大国である日本において、持続的な形で生産された海産物の流通が拡大することが期待されています。

世界の漁業の危機とMSC

世界中の海で危機感が高まっている漁業資源。FAO(国連食糧農業機関)の2004年の報告によると、世界各地で漁獲対象となっている主要な漁業資源のうち、7%が枯渇、16%が乱獲、52%が限界まで利用されており、緊急な対応が必要とされています。

また、同機関によれば、ある漁業では漁獲量の実に30%が違法な方法で漁獲されいます。漁獲を対象とした魚介類以外の生物を誤って捕獲してしまう「混獲」も多発しており、毎年2,000万トン以上のウミガメやイルカ、海鳥などが犠牲になっているとされています。これは、世界の漁獲物の重量の約4分の1に相当するといわれています。

MSCI0263
http://www.msc.org/

MSCのラベル
認証を受けた製品は、MSCのラベルが付けられ、販売されるため、消費者にもそれが環境配慮型のものかどうか、一目で分かるようになっています。

MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)は、1997年にWWF(世界自然保護基金)などが設立した国際非営利団体で、独自の基準や証審査手順を設け、海の自然環境に配慮した、持続可能な漁業を認証する取り組みを、欧米を中心に世界各国で展開してきました。
この取り組みは、MSCより認定を受けた世界各国の認証機関が、資源・生態系・規制を守った漁業と、その流通・加工の過程を認証し、そこから生産された水産物製品にMSCラベルを付けて販売する、というもの。一般の消費者にも、それが一目で、海洋環境に配慮した製品であることがわかる仕組みです。

国内最大手イオンが販売開始!

このMSCによる水産物の認証が、近年の魚介類の乱獲や枯渇の問題を受け、少しずつ日本でも広がりを見せはじめました。2006年6月には東京のスーパーマーケットで、日本で初となるMSCラベル付き商品が販売開始。そして今回、国内最大手の小売イオン株式会社が、企業としてMSCの企業が認証を取得し、全国660店舗でラベル付きの製品販売に踏み切ったことで、大幅な流通の拡大が期待されることになりました。
また、この動きによって、総合スーパーに商品を流通させている卸業者にも、MSCの流通・加工認証(COC認証)を取得する動きが広がっています。

世界の巨大な水産物消費に大きな社会的責任を持つ日本の総合スーパー最大手が、こうした国際的な環境保全への取り組み、消費者に持続可能な水産物を提供することは、世界の漁業や資源保護にも、大きなインパクトを与えることにつながります。
海の環境を、身近な「食」という観点から考え、それに配慮した製品を消費者が自由に選択できる、MSCの認証制度。WWFは、この取り組みに賛同し、認証を取得する日本企業が今後も増え、海の環境問題に対する国内の関心を高めていくことを目指してゆきます。

記者発表資料 2006年11月20日

総合スーパー最大手、イオンがMSC認証商品を販売開始!

2006/11/20

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