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WWFの活動

海のエコラベル「MSC」ラベルつき水産物 第二弾!

持続可能な漁業に与えられる海のエコラベルとして、世界的に認められている「MSC(海洋管理協議会)」のラベルつき水産物の販売が、国内で広がりを見せています。今回、新たにアメリカで漁獲されたギンダラが、MSCラベルつき製品として販売されることになりました。

ギンダラの認証製品が登場!

今回、MSCラベルつき製品として販売されるギンダラは、北海道からベーリング海およびカリフォルニア湾に生息する魚で、日本では漬け魚(味噌漬け、粕漬け)、照り焼きなどで人気が高い食材です。

世界のギンダラの漁獲量は2万トンを以上。その90%相当はアメリカが漁獲していますが、この内の約85%がMSCの漁業認証を受けているため、世界に流通しているギンダラの多くは、資源や環境に配慮した漁業によって漁獲されていることになります。

日本が輸入するギンダラの85%相当もアメリカからの輸入品。つまり、店頭に並ぶギンダラ製品の大部分が、海のエコラベルであるMSCラベルを付けて販売できる条件を備えています。
しかし、実際に製品をラベルつきで販売するためには、流通に携わる企業が、MSCのCoC認証(流通・加工管理の認証)を取得しなくてはなりません。そうしなければ、乱獲のような形で漁獲された製品が、流通の過程で混入し、エコラベルとしての信用性と価値を失ってしまうからです。

しかしこの7月末、東京築地の亀和商店が、ギンダラのCoC認証(MSCの流通・加工管理の認証)を取得。8月から国内での製品販売を開始しました。

求められる流通の拡大

今回、亀和商店が販売する製品は、2006年5月に現地のギンダラ漁がMSCの漁業認証を取得したことで、生産が可能になったもの。国内でのMSCラベルつき製品の販売としては、同社が2006年6月にCoC認証を取得したアラスカのキングサーモンに続く、第二弾となります。

亀和商店の和田一彦社長は「ギンダラでもCoC.認証を取得できたことで、MSC認証製品の幅を広げることができた。今後も取り扱うMSC認証の魚種を順次増やしてゆきたい」とコメント。 同社はアラスカ産サーモンと同様に、インターネット販売や東京のナショナル麻布スーパーマーケット、明治屋(玉川店)などでの販売を展開していくことにしており、8月18日(金)、19日(土)の両日には、東京の明治屋玉川ストアーで、試食販売も実施しました。

日本は世界でも屈指の水産物の消費国です。今後、MSCラベルつき製品のような、海の環境に配慮した製品を流通させてゆくことは、世界の海の環境保全にも、大きくかかわりを持つものといえるでしょう。

日本ではまだCoC認証を取得している流通業者が少ないため、消費者が小売店でMSCラベル付きの製品を手軽に入手できるようになるまでには、まだ時間がかかりそうです。
しかし今回、国内で一般の人たちが手に取ることのできる、MSCラベルを付けた製品の種類と数が増えたことで、消費者が環境配慮型の海産物を、自らの意志で選択できる機会が増えることになりました。

WWFでは今後も、MSCラベル付き水産物の種類や数、取り扱い業者が増えることで、消費者の関心がさらに高まることを期待しています。

MSCI0263
http://www.msc.org/
▲持続的な漁業の証となる
MSCのラベル

ギンダラ(Anoplopoma fimbria)
(カサゴ目ギンダラ科)
体長1メートルほどになり、深海に生息する。北洋では重要な漁業資源となっている魚の一種。ちなみに、タラとして広く知られている魚とは全く別種である。

今回販売されることになったギンダラの製品

2006/8/16

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