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スタッフ紹介

池原庸介

地球温暖化防止と経済の両立を目指す

自然保護室 気候変動担当 池原 庸介

「最近、エコを売りにする企業が多いですが、例えばメーカーが製品を1つ製造する際に出る二酸化炭素の量を削減したとしても、その製品より多く販売すれば、会社全体の排出量は逆に増加します。そういう部分に気づいてくれる方が増えるといいですね。」

―WWFに来る以前は何をしていましたか?

池原:エンジニアとして、企業でリサイクル施設などの環境装置や、自動車の環境設計、技術開発に携わっていました。その後、組織の利益に束縛されずに環境の仕事がしたいと考え、退職してスコットランドの大学院に移り、気候変動の研究をしていました。

―今のお仕事の内容を教えてください。

池原:気候変動問題の担当者として、業産界の温室効果ガスの排出削減を目指しています。絶対量で大幅に削減するという目標を持ってWWFの「クライメート・セイバーズ」プログラムに参加している企業の進捗を確認したり、問題があれば一緒に解決の道を探っています。今後は、参加してくださる可能性がある企業へ積極的に呼びかける予定です。

―たくさんの企業に参加してもらいたいですね。

池原:もちろんそうですが、参加企業の取り組みを通じて「事業の成長を犠牲にしなくても排出削減ができる」という事例を示していくことができれば、消極的な企業に刺激を与えられます。そこから自ら積極的に削減を進める企業が増えることを願っています。

―温暖化問題は、目に見えにくいためピンとこない人もいるかもしれませんが。

池原:温暖化の悪影響が見えにくくなっているのは、自然界のおかげです。人間活動が排出してきた二酸化炭素の半分以上は、海や植物が吸収してくれています。しかし、自然界の許容量以上に温暖化が進むと、森林や土壌も吸収する側から排出する側に変わると予測されています。本当に、今が温暖化を食い止める正念場なんですよ。

―スケールが大きすぎて、個人の力ではとても小さく感じてしまいそうです。

池原:一人一人の努力は決して無駄ではないので、ぜひ実行してみてください。環境に関する情報が溢れている今、何をしたらいいか全く分からないという事はあまりないと思います。環境対策面で企業や政策に厳しい目を持つことも、とても重要です。

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